2022.11.24
最近イギリスの研究発表で、パソコン業務にあたる複数の成人に対して20分画面を見つめたら20フィート(約6m)離れたものを20秒間見つめるよう試したところ、仕事を終えた時点での眼精疲労が軽減していたという報告がありました。
一度パソコン画面やスマホ画面を見始めると自分の意志で止めるまで断続的に見続けてしまいます。成人の場合はこれが眼精疲労に、子供の場合はこれが近視の悪化につながってきます。
コロナ禍でオンライン生活が大人も子供も日常化し、これらの症状が顕著に悪化していることは周知のことですが、いざその対策となると具体的なものがありませんでした。
意識して20-20-20ルールを自分に課すことで、上記の改善が期待されます。ちなみに中国ではすで定期的に子供に遠方を見る指示を出すようにSNSで連絡を入れるシステムを導入したら近視の進行が遅くなったという実証実験が行われました。
遠くを見ることが目のピントを合わせる筋肉の最も有効なリラックス方法です。是非皆さん自分の日常習慣に取り入れてみて下さい。
投稿者:石神井台アイクリニック