テレワークと眼精疲労
2021.10.07
練馬区の1日のコロナ陽性患者数がようやく一桁になってきました。すでに第6波の懸念がありますが、陽性者が少なくなれば毎日の診療で患者さんと30cm程度に近づく身としてはやはり緊張感が違ってきます。さて、コロナの自粛中リモートワークでパソコンが主な仕事ツールとなった人が多く中高年の方の老眼症状を訴える方が増加しています。本日も、リモートワークになってから眼精疲労によると思われる肩こりと頭痛を訴えて受診された方がおりました。そうした方の共通してお話されるのは、会社での仕事と違って、時間のメリハリがなくなり休憩時間をとらずに画面を見続けるようになっているということでした。通勤時間中に遠方を見るチャンスも減少し、目のピント調節をつかさどる筋肉(毛様体筋)が過度に緊張を強いられている様子がうかがえます。こうした方には、パソコンを長時間見えていても疲れが軽減するように中間距離にピントが合わせやすい中距離用の眼鏡を近用眼鏡と合わせて処方しています。その際に、眼精疲労のためにも軽い体操、肩の凝りをほぐすような体操と目を温めていただくようお話させていただいております。やはり眼も使いっぱなしは良くありません。仕事の効率のためにも目に優しいお手入れをお願いします。
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